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西部警察の登場人物(せいぶけいさつのとうじょうじんぶつ)では、石原プロモーションが制作しテレビ朝日系で放送された刑事ドラマ西部警察』シリーズの登場人物を紹介する。

共通 編集

PART-I 編集

  • 巽 総太郎(たつみ そうたろう、演:舘ひろし
  • 松田 猛(まつだ たけし、演:寺尾聰
  • 谷 大作(たに だいさく、演:藤岡重慶
  • 源田 浩史(げんだ こうじ、演:苅谷俊介
  • 兼子 仁(かねこ じん、演:五代高之
  • 二宮 武士(にのみや たけし、演:庄司永建
    捜査課係長・警部補、退職時は警視
    どうにかならんのかね、だいもんくぅ~ん?」(泣きが入る)の台詞でお馴染み。何かと嫌味な中間管理職的立場ではあったが、その実大門達の良き理解者で、頼りないながらもどこか憎めないお人好しな人物。しかし、真面目過ぎて保身を考えてしまうのか、心配症なあまりなのか、部下の失敗時や捜査が行き詰った時などには、しばしば自分の首や警察の面子ばかりを心配した発言をし、一度だけ大門に「係長、警察の面子なんてどうだっていいじゃないですか!少し黙ってください!」と一喝されたこともあった(当然大門は、その後すぐに詫びている)。部下の刑事達に対して必ず「○○君」と君付けで呼んでいた。
    大門達が度々無茶な捜査を行うことから、狼狽している場面が多い。特に源田が犯人に拉致され強盗の片棒を担がされた第52話「ギャングになった刑事」では、精神安定剤を服用している。その後、木暮に「CORNER LOUNGE」に誘われた際には、最初こそウイスキーを前にして「体の調子が・・・」といって拒んでいたものの、一度飲んでしまうとそれで弾みがつき、次第に笑顔になってウイスキーをガブ飲みしている。更には、木暮や朝比奈を相手に「警察のお世話になって30年、その間ずっと所轄署勤務であり、挙句の果てには、西部署の捜査係長である」、「大体西部署は、スタンドプレーが多すぎる。うまく行けば自分達の手柄、うまく行かなければ私の責任になる」といった愚痴をこぼし、しまいには泣き出してしまい(泣き上戸と思われる)木暮を困らせるというお茶目な一面を見せた。一方、上層部から大門たちを止めるよう電話で指示された際、その場に部下がいるにもかかわらず「連絡が取れないので自分には止められない」と嘘をつき、大門たちの行動を黙認したこともある。
    常に捜査課の中にいるイメージが多いが、何度か現場に出ている。その多くは過去に自分が捜査にあたった事件がらみが多い。捜査手段は主に、昔馴染みの情報屋を頼りに調べるといった地道な方法であるため、団員からは古いと揶揄されているが、その一方でコンピュータで犯人の情報を検索し、顔写真の画像をマシンXに転送するといった、最新の機器を使いこなす器用さも持ち合わせる。最後の出演となったPART-II 第14話でも、過去の自分の失敗にケリを付けて警察へのケジメを付けようという気骨のある一面を見せており(「自分にできることがあったら、何でも言って下さい。」と申し出る大門に対し、「私が今どんな気持ちか分かるか?昇進を夢見たことがなかったといえば嘘になるが、そんなことではない。この手で犯人に手錠をかけなければ、刑事を辞めるに辞められんのだ。」と答えている)、結果として大門達の協力により見事事件を解決した。犯人逮捕の直後、大門にすがりつき男泣きをしている。
    渋谷区恵比寿に一戸建ての家を持ち、妻(演:上月左知子)の他、とも子という武蔵野短期大学に通う娘がいた。
    定年退職後給食弁当会社「二宮給食」を設立。定年退職直前に一階級昇進する制度があるが、木暮の計らいで二階級昇進して退職した[1]
  • 沢井 礼子(さわい れいこ、演:布目ゆう子
    捜査課事務員。
    愛称「レイコ」、「礼子ちゃん」。
    紅一点の事務員。
    赴任したばかりの木暮に二宮によって紹介されるが、木暮に「若い子は良いねぇ、ピチピチしてて!」とセクハラまがいのことを言われている。
    第52話にて婦人警官試験に合格し、捜査課を後にした。その際、刑事部屋で捜査課全員による送別会が盛大に催され、「CORNER LOUNGE」で二次会までも行われた模様。
  • 大門 明子(だいもん あきこ、演:古手川祐子
  • 朝比奈(あさひな、演:佐原健二
    木暮の行きつけの店「CORNER LOUNGE」(木暮曰く「カド屋」)のマスター。
    元外交官(在米大使館・一等書記官)で、アメリカ勤務時代から木暮とは古くからの親友。互いに「ヒナさん」「グレさん」と呼び合う。フルネームは不明。PART-Iの終了と共に何の説明も無く姿を消し、「CORNER LOUNGE」自体も登場しなくなった(「CORNER LOUNGE」はスペシャルに再登場しているがマスターは朝比奈ではなく、藍子に変わっている。マスターが変わった経緯は不明)。
    第67話では、木暮の依頼により元外交官という肩書きを生かして米軍基地内などで情報収集を行うが、重要情報を掴んだ直後、犯人の手下に銃撃され生死をさまようが一命を取り止める。なお、この回では、爆弾によって大火傷を負った大門を木暮が殴り倒すシーンや、茶色い皮ジャン姿の大門が片手で必死にショットガンを撃つシーンなど貴重なシーンがある。
    朝比奈を演じる佐原はPART-III 第33話に全くの別役で出演している。
  • (かおる、演:幸田薫)※クレジット無し
    「CORNER LOUNGE」の歌手。
    朝比奈の姪、常にギターを弾きながら持ち歌を歌うシーンのみの出番だが、第67話では木暮と朝比奈への脅迫として拉致されたことがある。第110話の出演を最後に音楽の勉強のためアメリカに渡った。
  • 桐生 一馬(きりゅう かずま、演:加納竜
    捜査課刑事。
    愛称「リュウ」。
    神奈川県小田原市出身。
    殉職した巽の後任として着任(第31話「新人・リューが翔んだ!」)。当初は巽の死ばかりを悼み、自分に注目しない大門軍団の面々に反発した。スマートな都会派の刑事で、泥臭く汗臭い体質の大門軍団に馴染めなかったが、次第に溶け込んで行った。初登場の回では大門軍団を尾行したり、宿直の源田が眠っている隙を見て捜査課に忍び込み、寒さをしのぐため課長室にある木暮のブランデーを飲んだり(朝になって目が覚めた源田は、「自分が飲んでしまった」と勘違いし慌てて花瓶の水を入れて誤魔化した)、巽の遺品である皮ジャンを勝手に着て捜査へ出てしまったりした。また、犯人逮捕時に個人プレイに走り、「新人の土産」と称して大門の前に犯人を連行するも、「西部署はチームワーク第一」と考える大門に鉄拳を食らう。
    車の運転技術はプロ級で、初登場時のキャリアカーを利用しての大ジャンプや、犯人車追跡時の片輪走行などのテクニックを披露した。運転技術が秀でていたことで単独行動に出て、「このポンコツが!」とスピードの出ない黒パトを叱咤しているうちに一般人をはねてしまう事故を起こす。この事故がきっかけでマシンXの登場が前倒しされる。また、マシンXを最初に運転したことでも知られ、捜査課に仕掛けられた時限爆弾を処理するためにマシンXを操ったり、九州出張の際マシンXで九州入りするなど、マシンXと縁の深い人物であった。第74話で、インターポール本部への出向という形で降板。
  • 山野 美子(やまの よしこ、演:小野田かずえ)※PART-III第8話以降クレジット無し
    捜査課2代目事務員。
    愛称「ミーコ」、「ミーちゃん」、「美子ちゃん」(谷刑事のみ「美子君」)。
    沢井の後任として、第53話より登場した事務員。宿直の源田を除く捜査課全員により、「CORNER LOUNGE」で歓迎会が催された。
    子供の頃から刑事に憧れていたことから警察官になった。そのため、西部署交通課から捜査課への転属にあたっては、夢を叶えるべく刑事見習いとして頑張りたいと大喜びしていた。
    早速捜査課の面々にお茶を入れるも、最初にお茶を飲んだ二宮のリアクションから、お茶汲みはあまり上手くはないようである。
    第96話で犯人から人質として指名され、大門に自ら頼み込んで人質となった。その際、大門から発信機を渡されて犯人の車に乗るも途中で気づかれてしまい、車内でもみ合いとなった末に走る車から飛び降りるというアクションシーンを見せた。
    PART-III第11話を最後に降板。劇中では姿を消した理由は特に説明されず、以後捜査課への事務員の配属はなかった。
  • 北条 卓(きたじょう たく、演:御木裕
    捜査課刑事。
    愛称「ジョー」。
    若手。殉職した兼子の後任として着任(第55話)。
    元東部署の白バイ隊員で、空手・柔道等の格闘技に長けている。大門・巽・松田・源田らヤクザ風の武闘派ではなく、ロン毛の爽やか青年系の武闘派刑事であった。犯人逮捕時には、しばしば決め技として回し蹴りを披露している。
    白バイ隊員時代、犯人追跡時に一般人女性とその家族を巻き添えにしてしまった責任を感じ、給料の半分を渡す等面倒を見ていた。そのため、犯人を逮捕するまでは東部署を離れる訳にはいかないという一念から西部署捜査課への転属を不服とし、大門軍団に馴染もうとしなかったうえ、木暮に転属取り消しを談判していた。その後、その犯人が絡んだ事件を大門達の協力で解決し、晴れて大門軍団の一員となった。
    大門・小暮に次ぐ出演回数を誇る刑事であり、場数を踏むに連れ段々と成長していった。五代刑事の加入により、初めて先輩になったが同時に影の薄い存在となってしまう。
    アコがストーリーに絡むときには第一に相談を受けていた。
    PART-IIになってから負傷する頻度が多くなり、犯人のアジトに踏み込んだ際部屋に残されたボツリヌス菌入りの牛乳を知らずに飲んでしまい、菌に感染しながらも捜査を続けたことがある。また、医師である犯人に拉致され、1時間毎に一定量の血液を抜き取られるという目にも遭っている。
    若さゆえに単独行動や暴走も多く、それが原因でマシンXを盗まれたり、目を付けた犯人によって「大門を殺せ」とマインドコントロールされ、刑事部屋で発砲したこともある。
    元白バイ隊員であることから、初登場の回ではクライマックスでバイクアクションを見せた。その後バイクに乗ることは殆んどなかったが、PART-III第31話で平尾刑事を乗せたサイドカー付きの白バイを移動のために使用。PART-III第61話では同じく容疑者のバイクを追跡しようとしたが、性能差が大きく断念している。
  • 平尾 一兵(ひらお いっぺい、演:峰竜太
    捜査課刑事。
    愛称「イッペイ」。自己紹介の際は「一平」に間違えられないよう、「一兵卒のイッペイです」と名乗るのが特徴。
    第75話で、インターポールへ転出した桐生の後任として着任。
    大門軍団の新人刑事のうち、木暮ではなく二宮の推薦で西部署に配属された唯一の人物。二宮曰く、「これまで西部署が欲して得られなかった逸材」。
    防衛隊員[2]から警察官に転身した経歴から堅物かと思いきや、実は軟派中の軟派。しかし、軽過ぎて結局コミカルな役回りになってしまう三枚目。
    初出勤時から、街を歩く女の子に声をかけるという軟派ぶりを発揮している。しかし、入った喫茶店に強盗が立てこもったため、彼女共々人質となってしまう。人質の中に新人の平尾がいる事を二宮から聞いた大門は、平尾が持っていたウォークマンに目を付け、FM電波で指令を伝えて突破口を見出した。
    登場当初はブルゾンを着用、普段からウォークマンのヘッドホンを着けているという、少し斜に構え、流行に敏感な(当時における)今時の若者風のキャラクターでしかなかったが、PARTII以降はブルゾンからジャケット着用に変化、赤縁の眼鏡をかけ蝶ネクタイを結ぶ姿が次第に常態化、いつの間にか三枚目キャラにシフト。PART-III中盤からブルーのブレザー+蝶ネクタイといういでたちになった。五代が加わった時点では一兵の立場は完全にコミカル担当に確立されてしまったといえる。このキャラを活用してか、地方ロケの回では、いつも地元名産品の宣伝役を担っていた(日本全国縦断ロケロケに際し石原プロがしたサービスの脚注を参照)。
  • 鳩村 英次(はとむら えいじ、演:舘ひろし
    捜査課刑事・巡査長(西部署特別車両機動隊長兼任) → 捜査主任・巡査部長[3]
    愛称「ハト」「ハトさん」「ポッポ(但し基本的に大門だけが使う呼び名)」「団長(SPECIALのみ)」「鳩村さん(SPECIALで徳重聡が演ずる橘数馬はこう呼んでいた)」。
    警視庁から選抜されてロサンゼルス市警察SWATへ長期研修に派遣されていた(米国でも猛烈な暴力派として恐れられ、「ワイルド・ハート(Wild Heart、「ハート」は「鳩」に由来する)」との異名を取った。この呼び名は、帰国後の鳩村着用のライダー・スーツの背中部分に印字されている)。帰国しそのまま西部署に着任。射撃・格闘・オートバイ操作と、いずれをとっても超一級。当初オフロード型、117話以降オンロード型、そしてPART-II以降はスズキGSX1100S KATANA (終盤の約10話分のみ、特注車の「KATANA - R」に乗り換えている)を駆使して、軍団内でも特に高機動力を誇る捜査を展開、軍団や特別車両機動隊(略称・特機隊)を主導するがオートバイに乗らずに覆面パトカーや、時にはスーパーZやRS軍団各車を運転することもある。オートバイ運転時以外は常に黒のスーツを着ている。時代的に規制が厳しくなったためか、ノーヘル姿ばかりが目立った巽とは異なり、オートバイ運転時は殆どジェット型のヘルメットを着用。PART-IIでは沖田と、PART-IIIに入ってからは山県と共に軍団の2大エース級刑事、言わば2枚看板として前面で活躍。ライバルの沖田・山県とはそれぞれ仲も良く、いずれとも高度な連携プレーによって事件解決にも貢献した。
    名古屋、仙台での全国縦断ロケーションでは、ロケの機会にテレビ朝日の地元系列局の主催で行われた「ファンの集い」の野外ステージで舘が自分の曲(「ロックン・ロール 1981」、「ワンモア・チャンス」)を歌唱しているが、その様子は、ストーリー上、芸達者な鳩村が大門たちのいる現場から観客の注意を逸らすため(仙台)、またはステージに出るはずだった幼馴染の代役(名古屋)としてステージに上がって行ったものとしてそのまま本編に挿入されている。
    舘自身は一度降板したが、別のキャストで再登場を果たしたという珍しい例である(第109話より登場)。2008年8月9日放送のSmaSTATIONにおいて巽刑事(舘ひろし)の殉職にファンから抗議が殺到しスタッフが検討した結果、別人として登場させることになったと説明された。
    アメリカ帰りであるため、PART-Iでは暴力的な捜査手法や英語交じりの言動が目立ったが、PART-IIからは控えめになり、PART-IIIでは仲間に鉄拳制裁を加えたり、沖田や大門の死に直面した際には(第6話、最終話スペシャル)、耐えられず激情を露にするなど、熱い一面が強調され、上司である大門を一度殴ったこともある。
    サングラスのイメージが強いが、実際使用し始めたのはPART-IIからである。
    2004年のスペシャル版では大門の後任の団長となり、銃をスプリングフィールドM1911A1G36Cに変えた。
    愛知県出身。(演ずる舘も愛知県出身。)
  • 河合マリ子(かわい まりこ、演:山田由紀子
    第111話より登場。薫に代わって朝比奈が雇った「CORNER LOUNGE」のバイト。
    しかし「それゆけ!レッドビッキーズ」の撮影で忙しかったのか、わずか4話のみで姿を消した。
  • 矢島アイ子(やしま あいこ、演:豊島ひとみ)※PART-Iではクレジット無し
    第117話より登場の「CORNER LOUNGE」2代目歌手。
    元々はオーディションに合格しプロの歌手としてデビューするはずであったが、知人が犯罪に関与していたために取り消しとなり、「CORNER LOUNGE」で働くこととなる。
    PART-IIでは勤務先を「セブン」に変えて引き続き登場した。

PART-II・III 編集

  • 沖田 五郎(おきた ごろう、演:三浦友和
    捜査課刑事。PART-II 第1話で登場。
    放映当時の諸資料に拠れば、「PART-IIにおける最大の目玉である」とされ、PART-II終了と共に退場する予定だったことから(結果的にはPART-IIIにずれ込んだ)、PART-IIは沖田のためのシリーズだったと言っても過言ではない。役名は、余命いくばくも無いとの設定に合わせて、新撰組沖田総司に由来している。
    愛称は「オキ」「オキさん」「ゴロウ(ただし基本的に大門のみが用いる呼び名)」。
    東京・麻布生まれ。港区立第一小学校 - 港区立南山中学校 - 都立青山高校[4]を経て、東京大学法学部[5]へ進学したとの設定。
    演じる三浦はもとよりスポーツマンであるが、本作ではじめて大門と同じクルーカットの短髪に刈り込み、Gパンにブルゾン姿と、一層精悍な印象を見せている(ただし、PART-II中盤以降は髪が伸び、ハードな印象は若干後退する)。このいでたちは、この後1985年にTBS系で放映された「スーパーポリス」で三浦が演じた沢村警部補も全く同様の姿であった。
    元は国家公務員上級職試験(現在は国家公務員第I種試験)に合格して警察庁に入庁した東大法学部卒のキャリア官僚であった。警視庁出向後は迷宮入り事件専門の特務三課に配属されていた(ただし進行中の誘拐事件の捜査を行っていた過去もあるなど設定の不統一が見られる)。大門軍団としては唯一ヘリコプターの操縦免許を保持する他、登場した第1話から、走行中のバスにトラックから飛び移り、またヘリの縄梯子から洋上にニトロを棄てるシーン[6]をこなすなど、アクション面でも活躍。西部署では、世代の近い鳩村と仲が良く、捜査活動も共にすることが多かった。
    キャリア時代は警部の階級だったが、福岡で起きた人質篭城事件において独断で突入を敢行したことが彼の人生を変えてしまう。人質救出に失敗、人質母子のうち母親は犯人に射殺され、自らも犯人から腰部に銃撃を受けてしまう。弾丸の摘出手術は下半身不随の可能性があるため拒否したが、犯人が使用していた銃弾の弾頭が鉛(リード)であったため鉛毒症を起こし傷が悪化、余命いくばくもない身となってしまう。そのことを知らされた沖田は、療養のため1年ブランクを余儀なくされた後、残された時間を燃やし尽くすため、敢えて警察庁から大門軍団への転属を志願。その際、階級も自らの志願で警部から巡査に異例の降格が認められた。この事実は、PART-III第6話に軍団全員に知れ渡る(南のみ大門を通じて先行して知る)まで、木暮課長と大門だけが知る秘密であった。登場当初は「余命半年」の設定であったが、ファンの嘆願もあり「余命1年」と延命した[7]
    序盤はS&W M29 44マグナムの6.5インチPPCカスタムを使用していたがPART-II第28話からはコルト・パイソン4インチを使用。また第11話ではS&W M29 8-3/8インチモデルを使用している。
    PART-III 5話で恐れていた骨髄炎が遂に悪化、続く第6話で自らの死期を悟って西部署を去り雪山に消えた(勿論行き先は告げていないため、退職して彼の行方がどうなったかは誰も知らないのが事実である)。
    死期を悟っての辞職という形で、キャラクター分類上は殉職刑事と同様の扱いになっているが、他の刑事と違い殉職を確認できるシーンまた雪山から彼の遺体が発見されたというストーリーがないため本当に死亡したかは、不明。
  • 浜 源太郎(はま げんたろう、演:井上昭文
    捜査課刑事。
    愛称「ゲンさん(ただし基本的に大門と木暮のみが用いる呼び名)」「おやっさん」。
    第1話の時点ですでに捜査課に配属されていたベテラン刑事。犯罪者となり死んだかつての戦友の娘・幸子(ゆきこ、演:荒井玉青)を養女として引き取って育てている(同じく、仲間割れにより殺された戦友の妻を自分の家の墓に納骨し、弔っている。この女性とは戦争時からの旧知の仲・PART-II 第12話でその全容が語られている)。「自分で蒔いた種は自分で刈り取る」という大門の持論を叩き込んだ人物である。二宮係長の事件の時はメンバーの中で唯一彼に同調していた。PART-II 第35話で、連続警官殺害犯である元警官・塚本国男(演:鹿内孝)との銃撃戦の末、半ば刺し違えるようにして殉職。最後まで養女の幸子を気遣っており、大門に「父親らしい事を何一つしてやれなかった。すまなかったと伝えてください」と涙ながらに遺言している。
  • 大門 明子(だいもん あきこ、演:登亜樹子
  • 上村 七重(かみむら ななえ、演:吉行和子
    「カド屋」に替わって登場した木暮をはじめ大門軍団の行きつけの店「セブン」のママ。木暮のことを「グレ」と呼ぶ。PART-III 第22話で出所した弟と暮らすため、北海道に帰郷という形で降板。
  • 美代子(みよこ、演:八木美代子
    「セブン」の2代目歌姫。七重の帰郷後は一人で「セブン」を切り盛りしていたが、彼女も途中でフェードアウトしてしまい、最終回まで誰が店を切り盛りしていたのかは不明。
  • 花子(はなこ、演:山科ゆり
    西部署の近所にあるそば屋「おかめそば」の店員で、捜査課によく出前に来る。
    大門に好意を寄せているふしがあり、大門の注文したざるそばにだけ盛りを多くしたこともある。
    「セブン」で鳩村の恋人・マリアの歓迎会が開かれた際には、「沖田の嫁さん候補第1号」を自称していた。
  • 佐川 勘一(さがわ かんいち、演:高城淳一
    捜査課係長・警部補。
    PART-II第15話より登場。定年退職した二宮の後任として着任。着任当初、山野事務員の机の拭き方や、外に食事に出て昼休みを5分過ぎて戻った軍団刑事達を叱りつけた挙句、階級が上の木暮を何故か大門と勘違いし、「刑事としての自覚と礼節」について説教しようとするも鳩村にダメ出しされた逸話を持つ。二宮と同様、「困るんだよ、大門クン!」としょっちゅう苦言を呈するが、嫌味度合いは二宮より上。何かと弱気だった二宮に比べると居丈高で、「私は言うことはちゃんと言いましたからね!」「私は西部署捜査係長として情けないですよ」と強気な態度に出ることが多かった。また当初は、「警視庁にいる友人がな」など警視庁本庁にコネがあることをちらつかせる発言も目立った。基本的には部下の刑事達を呼ぶ時は、二宮同様「君付け」であるが、沖田に対しては「オキ」とニックネームで呼んだことがある。
    しかし次第に大門軍団に理解を示すようになったのか、部下の刑事達と飲みに行ったり、地方に出張している大門軍団の帰りをスナック「セブン」で祝う準備をしたりといった場面もみられる。更に最終話では、藤崎率いるテロリスト集団との最終決戦から外されたことを知り(自分の席の引き出しに全員が警察手帳を置いていったことで、クビを懸けての行動であることが示された)、誰もいない課長室で「何故私にだけ知らせてくれなかったんです? 私だって(大門軍団の一員のはず)……。」と独り男泣きする。だが真相は、大門軍団の中で唯一の妻帯者であったことを考慮した木暮の意向によるものだったのである。
    佐川を演じる高城は「大都会 PARTIII」で黒岩軍団の上司役であり、PART-I 第66話でも全くの別役で出演しており、庄司との「新旧・係長」の共演シーンを見ることができる。
  • 南 長太郎(みなみ ちょうたろう、演:小林昭二
    捜査課刑事。軍団にあって必ず存在し脇を固める、谷・浜に次ぐ3人目のベテラン刑事(3人とも姓が漢字1文字である)。
    愛称「チョーさん」「おやっさん」。
    城西署時代に、駆け出しの大門に刑事のイロハを教える。部下を庇うあまり査問委員会で上司を殴り、八丈署(八丈島)に左遷されていたところ、大門の計らいにより、殉職した浜の後任として着任(PART-II 第36話より)。着任時西部署に向かう途中、銭湯に入って身を清めるという行動で出迎えの平尾を驚かせた。過去に拳銃を奪われ、その拳銃を取り返すという回もあった。ベテラン刑事らしく勘がよく、また観察眼に優れ、他人の立場を察することのできる人柄だったからか、沖田の死期が近いことを木暮・大門以外で初めて悟った人物である。
    拳銃はS&W M36を使用。
  • 山県 新之助(やまがた しんのすけ、演:柴俊夫
    捜査課刑事。
    愛称「タイショー(大将)」。他の刑事と異なり愛称の由来は不明だが、チンピラ時代からそう呼ばれていた模様。
    ボクサーくずれでぐれていた時代に、病院から盗んだ血液を道路にまき、殺人事件をでっちあげて大門をからかった事がある。この時、大門に殴られ「自分に挑戦したいのなら、一人前の人間になってから来い!」と一喝されたことから、憧れとライバル心から刑事になった。死期を悟り辞職した沖田の後任として神奈川県警・横須賀港湾署から着任。銃声も沖田のものと同じである。父親(演:汐路章)は神父であり自身も「ヨセフ」との洗礼名を持つクリスチャンである。父親は刑事を野蛮な職業として忌み嫌っており、ことあるごとに山県に刑事を辞めて自分の跡を継ぐよう説得するが、山県本人はこれを煙たがっており、父の跡を継いで神父になる気は更々持っていない。鳩村とは初対面時から殴りあうなど、喧嘩しいしい仲の良い関係で、捜査上でもしばしば連係プレーを発揮する(PART-III 第7話より)。豪快で、細かなことにこだわらない明るい親分肌で、後輩にあたる五代らを厳しく指導する面も見られた。武道を嗜んでいたためか、大門の指示等に際し「押忍!」と返事をするのが口癖であった。サリー(演:井上恵美子)という将来を誓った恋人がいたが、山県を逆恨みしたヒッピー軍団にバイクで引きずられて殺されてしまった(PART-III 第16話より)。しかし、後にニューヨークに絵画の留学をしていた由美(演:藍ともこ)という婚約者が登場しており、設定に矛盾が生じている(PART-III 第56話より)。
  • 五代 純(ごだい じゅん、演:石原良純
    捜査課刑事。
    愛称「ジュン」「坊や(ハトのみ用いた愛称)」。演じる石原良純の実際の出身校である慶應義塾大学出身の設定。新米刑事(PART-III 第8話より。この放送の冒頭でプロモーション映像が放送され、「石原良純です! よろしくお願いします!」と挨拶もしている)。
    初回に青のGC10型スカイラインGT「サンデー号」で登場。ただしその回のうちに爆発、炎上する。「サンデー号」で国際的なラリーでの優勝経験もあるなど相当のカーマニアであり、同時に運転技術も高いため、RS2のドライバーは主に彼であった。犯人の走り方を分析することもある。配属当初は無鉄砲な捜査も多く、大門、山県、鳩村らの指導により成長していく。
    警視庁採用の巡査であったが最終話の前回(PART-III 68話)で国家公務員上級職試験(現在は国家公務員第I種試験)に合格、警察庁キャリア組への登用が約束された。
    最終回スペシャルでは、北海道で藤崎率いるテログループに銃撃され一時意識不明の重態に陥るも奇跡的に回復。藤崎らとの最終決戦に参加する。
    終盤で明子と恋仲になり、最終回で結婚。
    軍団解散後は68話・最終回スペシャルにおける小暮と大門のやり取り[8]から警視庁捜査一課へ異動したと見られる。

SPECIAL 編集

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西部署 編集

  • 橘 数馬(たちばな かずま、演:徳重聡
    警視庁所属・ニューヨーク市警研修生→西部警察署捜査課刑事。
    日下憲吾に見い出されニューヨーク市警へ研修派遣中、鳩村と出会う。若さに任せて突っ走る熱血漢。自分を庇ってくれたボブを死なせた責任から新美の護送任務の同行を志願。そのまま鳩村軍団の捜査に参加。直美とは顔見知りである。事件解決後正式に鳩村軍団の一員に。
    劇中ではベレッタM92FS(ステンレスモデル)を使用。
  • 日下 直美(くさか なおみ、演:戸田菜穂
    捜査課刑事・警視庁爆発物処理班(兼任)。
    シリーズを通じて初の女性刑事、鳩村軍団の紅一点。爆発物処理にも長けており、姉御肌。
    男勝りの活躍の一方で、ピアノの腕はプロ級という女性らしい一面も持つ。
    父憲吾が人質にされて以降スランプ気味に。
    劇中ではシグP230JPを使用。
  • 坂東 耕作(ばんどう こうさく、演:田山涼成
    捜査課警部補。[9]
    通称「バンさん」。
    テレビシリーズの谷刑事・浜刑事・南刑事の後を受けた「おやっさん」的ポジションに居り、設定年齢も鳩村より上のようだが、実は田山は舘より1歳年下(舘が早生まれのため2学年下)である。ちなみに「SPECIAL」での西部署捜査課に係長がいる形跡がないためか、課長とともに行動することが多く見受けられる。
    劇中ではコルト・ローマン(銃身はコルト・ディティクティブスペシャル)を使用。
  • 三上 修(みかみ おさむ、演:木村昇
    捜査課刑事。コンピュータ犯罪のエキスパート。
    劇中ではS&W M19の2.5インチを使用。
  • 松山 高之(まつやま たかゆき、演:池田努
    捜査課刑事。重火器類の知識に長ける。
    通称「マツ」。
    劇中ではベレッタM92FSを使用。(スチールモデルのベレッタM92Fの可能性もあり)
  • 堀内 昌兵(ほりうち しょうへい、演:金児憲史
    捜査課刑事。鳩村に憧れる、一匹狼。橘をライバル視する。
    通称「ホリ」、「ホリさん」。
    劇中ではS&W M10の3インチを使用。

警察庁 編集

  • 日下 憲吾(くさか けんご、演:大杉漣
    警視庁対テロ特命課長・警視正。
    大門とは立場・階級を異にしながらも親友であり、共に亡き木暮を敬う。日下直美の実の父親。
    大門のものと同型の、木暮の形見である万年筆(「K.KUSAKA」のネーム入り)を愛用する。
  • 瓜生 信介(うりゅう しんすけ、演:村井国夫
    警察庁長官官房長。

バー「CORNER ROUNGE」 編集

  • 藍子(あいこ、演:高橋惠子
    大門、日下らが行きつけのバー「CORNER ROUNGE」のママ。

国際テロ組織「ブラックホーク(黒い鷹)」 編集

  • スズキ マコト(本名:新美 旭(にいみ あきら)、演:神田正輝
    ブラックホークのリーダー。
    新美正臣の弟でアメリカ国籍。グロック17ワルサーP99を使用。通信社の駐在員を父に持ち、駐在国の政変に巻き込まれ両親を現地当局によって処刑・殺害されたという不幸な生い立ちを持つ。この際に故国・日本の当局は外交保護権[10]を行使してくれなかったことから故国に恨みを持ち、以後自らテロリストとなって復讐を誓ったという。この人物設定は、『西部警察 PART-III最終回スペシャル 大門死す!男たちよ永遠に…』(1984年10月22日放映)に登場し、大門の最後の宿敵となった国際的テロリスト・藤崎礼次(演・原田芳雄)と全く同様の設定である。
  • 新美 正臣(にいみ まさおみ、演:西岡徳馬
    警察庁キャリア官僚であったが、両親が殺害されて以降行方不明であった弟の目的を知り合流、テロ支援者に転向してしまった。
    旅券法違反で国際手配中のところニューヨークにて鳩村らに逮捕される。

脚注 編集

  1. 退職時の階級により、恩給が変わってくる。現実世界では、通常二階級の昇進は殉職した場合などにしかありえない。
  2. 本作世界観における自衛隊に相当する組織。
  3. ただし作中で着用した制服には警部補の階級章が確認できる。
  4. PART-III 第6話で木暮が語った経歴。「都立青山高校」は現在も実在しているが、現在は昔のような東大や京大などに多数送り込むような進学校では無くなっている。
  5. ただし、初登場になった「大門軍団・激闘再び -沖田登場-」では、小暮課長が本庁に問い合わせて聞き出した経歴には、国立大学卒業となっている。
  6. オープニングの沖田紹介のシーンでは、同じヘリの縄梯子から拳銃を撃っているが、本編では採用されていない。
  7. この余命については、予め視聴者の反応を見てから決定する予定であった模様で、PART-IIのストーリー初期においては「余命半年、もって1年」とされていた。
  8. 現職ノンキャリア警察官の上級職試験合格というきわめて稀な事例のため、警察庁が採用する翌年4月まで所轄勤務にしておくのは適当ではない、との警視庁の判断。
  9. オフィシャルページに記載。但し制服着用シーンで巡査部長の階級章が確認できる。
  10. 国民が外国で謂れなく拘束などされた際に、政府として相手国に人身保護を求める権利。パスポートの表紙裏にも要請文の形で記載されている。本人が地元官憲に駐在公館への連絡を要求することで発動される


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